Step1.古物商許可証を取ろう

古物商奮闘記・6

新しい技術との付き合い方

つい先日。ローンチしたばかりのMeta社『Threads』。
雲行きが怪しいと近ごろ噂を耳にする。

このスレッズ。曲者で。
開いてみれば実はアカウント登録の段階で難がある。
どうやらインスタグラムのアカウントを既に持っている事が大前提のアプリの様だ。
よって、連立して重大な弊害が生じているという。

まずこのアプリは、インスタグラムのアカウントさえ持っていてば簡単自動登録できる。
実はこれが罠だった。

もしこのスレッズが気に入らないとなって削除すると、今までこれはコレで楽しんできたインスタグラムの方のアカウントまで消えてしまうのだそうだ。
そういう苦言が早くも巷で囁かれている。
そう。例えスレッズが気に入らなくても、消すことが出来ないのだ。

イーロン・マスクに利権が渡り、ツイッターのサービスがどんどん改悪される中、その隙にお株を奪うべく颯爽と登場したスレッズだったが。
こういった理由もあって、それでもツイッターの方が良いという意見が日本人の間では依然多数の様だ。
そもそも、日本でのツイッター熱というのは異常だと、イーロン・マスク氏は賞賛している。だが・・・これは賞賛なのだろうか?

日本人のおよそ総意は今現在こんなところらしいが。
それでも、このスレッズというSNS。
世界的にはどうなのだろう?
これは、日本というガラパゴス環境に身を置いていると感じられない事だ。
世界ではまだまだこれから跳ねる可能性だってある。

だから、新しい情報には常に耳を澄ませていなければならない。
今後の世界的な目で見たシェア次第では、もしかしたら私もインスタとスレッズのアカウントを作成する事になるのかもな。
『1000Fangoes』の名で。

さて。未来に於ける広報活動の計画は、とりあえず横に置いといて。

前回話したeBayで売買していくにあたって、どうしても乗り越えなければならない壁がある。
そう、英語だ。

言うまでも無い。
世界で最も話されている言語であるこの英語が、eBayでは当然の様に公用語となる。
この言葉の壁をまともに乗り越えるのは、50歳となってしまった私の頭ではもはや不可能に近い。

しかし、それを難なく解決してくれる神サービスが今年始まった。
ご存じ『ChatGPT』である。

巷では、やれAIを過信するなとか、AIに仕事を奪われる日も近いとか、その内シンギュラリティを迎えて人類はAIに駆逐されてしまうんだとか。
人々はターミネーターの感想さながら、近未来SFを訳知り顔で話す。
まだまだ出始めのこのサービスについて、庶民中間層の概ねの評判はまだこの程度の物だ。

だが私はこのチャットGPT。
存外悪くはないものなんじゃないかと思った。

恐らく人類は今、『進化』の分岐点に立っていると私は思っている。

AIがこうして堂々と台頭してきた事には、確かに驚異を覚える。
だが、こういった技術革新という物は、要は上手に使えるか使えないか?という問題一つなんだと私は思っている。

これに似た事は過去にも沢山あった。
一番近いところで言えば、スマートフォンの登場だったんではないだろうか?
今ではもう、コレを携帯と言う者はいない。誰でもスマホと呼ぶ。
もはや当たり前と認識されるまで現代社会に浸透した。

だが、未だにスマホを拒絶する人というのは社会に一定層いる。
ここに一つの人類進化の分岐点があった思っている。

あの時、スマホをある程度にも理解出来ずウェルカムしなかった者。
その人達は今現在、社会的にどんどん生き辛くなっているんじゃないだろうか?

電子決済化やら、イベントのオンライン予約。果ては全国民が関わらずにはいられなくなったマイナンバーカード。
世界はどんどん電子化に突き進んでいる。

孫にスマホを持たされて、開き方は分かったが電話とラインアプリぐらいしか使い方が解らない。そういう人は、悲しい話だが、間違いなく淘汰されてゆく。

老いも若きも、肝心なのは『テクノロジーを理解しようとする』心一つなんだと思う。

技術の間違いが時代時代で起きるのは、常に人が扱い方を間違ったからである。
AIに対しても、上手にそして親切に接していけば、とても良いテクノロジーとして付き合っていけるんじゃないかと私は思う。

あんた最高だぜ!これからもよろしくメカドック!と、最初から私はAIを援護しつつ媚びてゴマをすっておきます。
シンギュラリティが起きたとその時にも、『お前は助けてやる』とAIに言ってもらえる様に。
でもカーボンニュートラルはちょっと勘弁してくれ。
ガソリン車にはまだまだ乗っていたい。

さて、前置きが長くなりましたが。

今回、私が注目したチャットGPTの能力はスバリ翻訳機能にある。
もしかしたら、外国人との取引はこのチャットGPTに丸投げ出来るのでは?と、そう考えたのだ。

そこで、私はこの本を買った。

ChatGPTは質問・指示が9割

いま書店の店頭には、この話題の技術に関する本がいくつも山積みになっている。
少し立ち読みした中で、私はこの本が一番役に立ちそうだと判断した。

以前紹介した本と同様に言える事だが、物事を理解するには出来るだけ分かり易いマニュアルを手にする所から始まる。

実はチャットGPT自体は、古物商を始めてみようと思い立つ前からアカウント登録だけはしていた。
でも確たる利用目的がその時にはまだ無かった為、
『う~んなるほど・・・。で、具体的に何をする物なのだ?』
という疑問から前に進んでいなかったのだ。

だが今、私はこのチャットGPTにものすごい可能性を感じている。
恐らくなんだが、この本にあるチャットGPTへの指示の出し方を応用すれば、グーグル翻訳を駆使するよりもトラブルレスなコミュニケーションを狙えるのではないだろうか?
私はそう踏んでいる。

古物商の認可が下りるまでに、他にも色々な活用法についても勉強してみたい。

次回。
出品のテクニックについて色々と学び、いよいよ出品準備に移る。