作戦と準備
話は、古物商申請をする数日前に遡る。
古物商をいっちょやってみようか！と決めたその日。
もう、販売カウンターはネット上でと決めていたから、ヤフオクのアカウントを整えた。
ヤフーアカウントはもう既に持っていた。
登録したのは、もうかなり前。１０年以上前なんじゃないかな？
あの頃使っていたパスワードはまだ使えるだろうか？という所から始めた。
無事に開けた後、登録していた諸々の情報を現在の物に書き換える。
驚いたことに、現在の前の前の前の住所だったよ。
コレもう、前々々世なんじゃねぇの？ってくらい前だ。
あぁ…そういえばあの部屋で、友人と一緒に日韓ワールドカップで騒いだっけな…
と、少し感慨に耽ってしまった。
１０年どころの話ではない。２０年以上前じゃないか！
そりゃ歳も取るワケだわ。いつにも増して関節が痛みます。
トホホな気分で、まぁそれはそれとして。
ヤフオクをするにあたっては、ヤフープレミアムに入会しておいた方が良い。
出品とか落札の手数料が色々と割引になるらしいから。
出品数の積み重ねで、その差も大きな額になっていくのかもな。
月額５０８円のサブスクだ。
ヤフーウォレットの登録と同時に入会した。
だが、主戦場はヤフオクではなく、実のところ、海外オークションの『ｅＢａｙ』にしようと考えていた。
その動機として、前々々回に紹介した『儲かる「ネット古物商」の始め方』の中に方法論の一つとして紹介されていたのを記憶していたからだ。
ちょろっと一文。
日本人が思っているよりも海外の人は日本の物を欲しがっている。
予想外に儲かるよ！･･･的な事を。
そこで私は、ｅＢａｙについて一から知るために次の書籍を購入した。
この本が、また読みやすくて良かった。
とてもモチベーションが上がる。
海外に対しての凝り固まった躊躇が程よく解けてゆく。
書店で偶然手に取ったのがこの本でラッキーだった。
だがこの本には、ｅＢａｙの具体的な利用法までは書かれていなかったので、併せてこの本も購入した。
所により全小文字の表記とＢの字だけ大文字表記の場合があるが、本家のサイトでどちらも使われているので、まぁそれはどっちでも良いのだろうな。
私は、Ｂだけ大文字の方が分かり易いので、今後は『ｅＢａｙ』の表記を用いる事にする。
こちらの本は、ファイナルファンタジーの攻略本を思い出させる分厚い書籍で、比較すると内容は実践的で難しくなる。
一文一文少しずつ理解しながら、何とかアカウントを作成する事が出来た。
正直、まだ自分が英語を駆使して商取引が出来るのか甚だ不安ではある。
そんな典型的な日本人の私。
だが、それに対抗し得る奥の手がある。
前々回でも少し触れたが、きっと時代が味方してくれる。
そんな秘策を思い付いたのだ。
その話はまた次回話そう。
それはそれとして、話を少し戻すが。
何故にアカウント取得について長々と説明してきたか理由を説明する。
前回、ざっと古物商申請用紙の書き方について得た経験を話した。
実はここでの話に繋がる。
まだ詳しく話していなかった『別記様式第１号その４』について補足しておこう。
ヤフオクやｅＢａｙで売買するのならば、そのアドレスを書かなければならないのか？という疑問が浮かんだ。
そこで警察署に相談の電話をしたところ、『よく分からなければ、とりあえずアカウントページのスクリーンショットを用意してくれ』と言われた。
言われるまま、とりあえす本名と住所が確認できるアカウントページをスクショして、
『別記様式第１号その４』の方は白紙にして持って行ってみた。
現地で直接聞いてみないと、やっぱり正確な証明になるかは分からなかったので。
結果、そんな物も用意する必要が無かった。
ここに記入するアドレスは、ウェブ上に自分のショップを開設したのならば書く必要があるって物らしい。
つまりは、一つ一つ個別の商品をオークションにかけるならば、個人取引扱いになるので、『電気通信回線に接続して行う自動公衆送信により公衆の閲覧に供する方法を用いるかどうかの別』という問いに対しては、『２．用いない』に○を付けて提出すれば良い。という事だった。
よって、私と同じ立場でやっていこうと思っている副業お父さんのYOUは、別記様式第１号その４のアドレス記載欄は空白でいい。
あと、アカウントページのスクショも必要が無い。
警察署なんて滅多に行く機会が無いけれど、意外とみんな親切だよ。
多分、ピリピリしているのは捜査課ぐらいなんじゃないかな？
知らんけど。
ごめん、テキトー言った。
でも、アポ取っておけば和やかに対応してくれますよ。
コレまでに説明しておいた事は、抜かり無くちゃんと準備しておくのが前提だけどね。
今回はこんなとこだ。
たまには勢いでこんな行動を起こしてみても良いんじゃないか？
ありきたりだった休日に、何か新しいフラグが立つかもしれない。
こりゃファイナルファンタジーの新作をやってる場合じゃないな。
