千本ノック 16球目 引き寄せの法則
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書籍《引き寄せの法則》を一度読んでみてください。
出品者:52歳男性(会社員)
出品額:500円
口上スタイル:必要なくなったから
今回からは、売る商品の本当の価値を表現する事に努めます。
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【商品説明】
私がこの本を手にしたのは、本当に偶然だったのです。
退屈しのぎの5ちゃんねるでたまたま見つけた情報でした。
まぁ大体からして、この手の本を読んでみようと思うのは、
誰もが人生の迷路に踏み入ってしまい、
進路にモヤがかかっている状況の時なんだと思います。
だとするならば、今 私がこうして手にしているのは、
それはそれで必然と言えるのかも知れません。
この本を読んで、
まさか今まで保っていた確固たる心の軸が、
こうも簡単に揺らいでしまうとは。
そしてそもそも、そんな軸なんてハナから全くの無価値であったなんて…
よもや今になって気付かされるとは思ってもみませんでした。
この本の内容を少し話してしまいますとね。
こう言ってしまうとやはり少々胡散臭いと思われてしまうかもしれませんが。
一言で言うと、自己催眠の様なモノにあたると思います。
大前提として、
エイブラハムという高次元の存在がナビゲートキャラクターとして登場します。
そして、只々ひたすらに、
幸せになる事だけを考えて生きろ。
そうすれば、思い描いたままの人生が必ず手に入る。
初めから最後まで。ただひたすら。
その一点だけに絞って、言葉を変え視点を変え、そう諭されます。
これは、大体の人にとっては、数ある占いや超現実主義の本と同等。
そんなウマい話がこの世の中にある筈がないと。
我が現実の中空を通り過ぎていくまま、ただ眺めるだけにするのでしょうが。
けれど私の様に、それを実際に体現した者を目にした事がある人にとっては、
その効果は絶大に作用するモノとなる事と約束します。
何よりも証拠。この私が信じたのだから。
できれば、少しでも若い内に読んでほしいと思います。
私はこの本の存在に気付くのが少々遅かった。
そう思えてなりません。
ちょっとだけ昔話をしましょうか。
もしかしたら参考になるかも知れません。
あなたの周りにも、一見、非常識に思える人は少なからず居るでしょうから。
そんな人の中には、この本の指針に沿って生きている人もいるかも知れません。
とかく、転ばぬ先の杖を信条として生きてきた私には、
全く正反対のタイプの友人がいつもそばにいました。
名は伏せておきます。今では奴も有名人となってしまいましたから。
そうですね。仮にKと呼ぶことにしましょう。
表現は悪いけど、私はそいつの事をバカな奴だとずっと思っていました。
目に付く物。新しい物。面白いと思った事。誰も挑戦しない事。
あらゆる物事に次から次へと安易に飛び込んでは、
大抵その度に手痛い目に遭う。
そんな奴でした。
ロクに勉強もせず、教師からは何も学ばず、
ただ、無鉄砲に生き、失敗ばかりを繰り返す。
私には、何か無意味に生き急いでいる様に思えて、
その姿はいつでも滑稽でした。
しかしある時。私はKに言われました。
『お前はいつも何かに怯えて暮らしている。
本から得られる知識だけがそんなに重要なのか?
俺に説教するのも良いけどな。もっと楽観的に生きろ。
そしてやってみろ!何でも体験しろ!笑ってやれ!
全てはイイ事づくし!悪いことなんぞ何も考えるな!
でないとな、死ぬ瞬間まで満足いくことは絶対ないぞ。
俺は死ぬ瞬間まで、たったその一秒前でも笑って生きてやる』
バカが。その時私はそう思いました。
なぜならそれは、
そんなKもいよいよ生活が追い詰まって素寒貧。
やんぬるかな就職活動という段。
苦し紛れに吐いた言葉だったからです。
全く、説得力も何もあったモノじゃない。
よくもまぁそんな状況で、その世迷言を並べ立てられるモンだと。
『じゃ、ちょっくら面接行って来っぜ。
なぁに。半導体の営業なんてチョロいもんよ。
《この半導体いかがっすか?
このフォルム。シブいっしょ!シビれるっしょ!》
ってなもんよ。楽勝楽勝!』
そう言ってその日、私の前から立ち去ったK。
その一週間後には、
何を思ったか《本田圭佑を追う》と言ってインドに旅立っていました。
それ以来、Kとは会っていません。
さて。それからの私は、誰に振り回される事もなく、
全ての面倒事を回避して過ごしました。
それが私の生来の信条だったからです。
予測出来る危機から逃れられない者は最も愚鈍であると評価する様に。
飲み会、合コン、友達付き合い。
人間関係も、全てが面倒でなりませんでした。
他人を尊重すれば必ずトラブルもついて回るからです。
こんな男を皆さんはどう思いますか?
いや、Kではなく私の事です。
ええ、そうでしょう。
やっぱり、とてもツマラナイ男ですよね。
私も最近になってその事に気付きました。
そして、晴れない霧がかかった様なこの焦燥感は、
【孤独】なのだと、この歳になってようやく思い知りました。
思えば、私の人生。一体何が楽しかったのでしょう?
自分でも判らない事を、他の誰に聞いても分かるハズもありませんが。
今、Kはどこに居るのでしょうか?
風の噂では世界の何処かでYouTuberをやっていると聞きました。
思えば、アイツはいつだって楽しそうでした。
いつでも精一杯、人生を楽しんでいました。
幸せになりたければ、まず幸せに生きなければならない。
奇しくも、人生に迷った私が手にしたこの本にはそう書いてありました。
一見、禅問答の様なこの言葉も今ならば解る。
私は…そう。
この本に教えられるまでもなく、
こんな事はとっくの昔に、
Kが身をもって教えてくれて居たんですよね。
それを今になって気付かされました。
ただ一つ言えることは、Kの生き方が正しかった。
そしてその生き方の方がきっと面白い。
つまりはそういう事なんです。
Kとは誰なのか?知りたいと思われる方もいるかも知れません。
それを勝手に教えてしまっても、多分Kは怒りはしないでしょう。
でも、私は癪だ。
だから、Kが誰であるかという事は敢えて明かしません。
【新訳 引き寄せの法則 エイブラハムとの対話】
この本には、Kの生き方の本質、又はそれと同質の事が記されています。
私みたいに、人生に余白ばかりを残す人間にならぬよう。
ぜひ、まだ人生これからという若い世代に読んでもらいたい。
私にはもう必要がない。
元々私には、Kの教えがあったので。そもそも私には必要がなかった本だから。
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クラスに一人は居ますよね。こういう破天荒なタイプ。
こういう大物ともっと仲良くなっておけば良かった。
そんなヤツが私のクラスにもいました。
ある日、Jリーガーになったと風の噂で聞きました。
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